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2020-07-30

ヨガインストラクターのスキルアップに。緊張してても大丈夫!伝わる声とインストラクション【前編】緊張のメカニズム

なぜ緊張していると、身体がこわばって、声が出なくなるのか、その仕組みを知りたいです。
私、人前でのプレゼンとか苦手なタイプなんです。ディスカッションは平気なのですが、自分一人だけ話ているって状況がものすごく緊張します。


まず、「全く緊張しない」と言う人も、人前にたつ時、ある時、急に声が出ずらい、咳がでた、ちょっと声が詰まった、などに経験がある方は、本人が気づいていなくても、いわゆる「緊張」と同じことが起こっている可能性が高いです。
私がまさにそうでした。

人前でのプレゼンが苦手、な全ての人に役立つことを、アレクサンダー・テクニークでは教えています。

興味深いのは、例えば、ちひろさんにとって、「ディスカッション」の時と、「人前でのプレゼン」で、何が違うか?です。

同じように人と一緒にいる、にもかかわらず、感じることや起こることが違うのは、思っていることが違う結果、体でやっていることも、現れていることにも違いが出るのです。つまり、原因があるから、結果が変わる。行動、動きが変わるから、おこる現象や、体で感じることも変わります。


「ディスカッション」は、例え大人数だったとしても、私 対 1。「人前でのプレゼン」は、私 対 大人数。実際は違うのかもしれないのですが、イメージしていることが影響しているみたいです。


面白いですね。

本当は同じように人といて、大勢の人と、場を共にしていることには違いがないのに、「プレゼン」と言われると、大勢の人と自分が対自するイメージになる。そういうとき、体はそう反応するんです。

大勢の前でのパフォーマンスは大型動物に狙われているのと同じ状況?

苦手、と感じる時とときに、声が詰まったり、ドキドキしたりするのは、脊椎動物が持っている「恐怖反応」の影響です。
全ての脊椎動物は、恐怖を感じたときに、反射的に体が反応して、ぐっと背中を縮めるような動きが起こります。怖い、でも何かしないと、、という時、頭が下に落ちて、脊椎が短くなる、反射と構えのポーズになるのです。

これは、多分、外界の危険な動物などに狙われたとき、身をひそめる必要があり、なるべく生命反応を低くして、パフォーマンスを落としておくと狙われにくい(動物は生きているもの、鮮度の高いものを食べたがるので、死んでいたり、じっとしているものより、動くものを目で追います。)ことなどとも関係していると思います。

でも、人間の場合は、大型動物に狙われているような状況はほとんどないので、この恐怖反応は、むしろ、対人、集団や組織との関係性によるストレスで起こります。この恐怖反応は、対人、集団や組織との関係性によるストレスで発火することが一番多いです

実際にやってみるとわかりますが、体軸でこのようなことが起こると、胸や肋骨のあたりを押し下げることで圧迫されるので、声が出しにくくなったり、呼吸が制限され、血流も悪くなり、頭のパフォーマンスも落ちる、、つまり、この反応は、自主的にやりたいことを選択し、先導するのには邪魔になるのです。

「人の集団」は自分より大きいものですし、そして、その中で、なんとか同調していく、自分のパフォーマンスを落としてでも生き延びる必要がある、それも一つの生存本能なのかもしれません。

実際に猫とかが外敵に狙われた時の反応、動きと同じ脊椎の動きが見られるんです。ただし、それは、「生きたい人生を選ぶ」とか「自分が人をリードする」「伝えたいことを伝える」ことにはあまり役立たない動きです。話はそれますが、もしかしたら、戦争の時代や高度成長期の時代、私たちが受けていた「組織と一体化して動くための教育」の後遺症が、今の私たちの体に残っているのかも??なんて思う時もあります。

というのは、今、レッスンをしていて感じるのは、多くの人が「●●でなくてはいけない」「しなくてはいけない」という思いを持っていて、周りのために自分を犠牲にするとき、または人の価値観に従って自分を殺して何かしようとするときに、この緊張、の反応が現れるからです。それは、文化や教育とも関係していると思うのです。

例えば、外国の人と話していて、時々、今だに「日本人は、みんな、戦争が起これば特攻隊として突撃し、ハラキリできる人たち」、だと思っている人もいるような人に会ったことがありますが、それくらい、集団を重んじる国民性、その多くは明治の時代に、戦時教育で作られたものだと思いますが、ある意味、恐れられるくらい日本人の国民性と考えられていたわけです。

ともかく、人間がなぜ、緊張するのか、パフォーマンスをわざわざ落としているのか、は、「人」「組織」と「教育」や文化がうむストレスと関係しているので、体に現れていることであっても、心、と思考、と繋げて考える必要があるのです。

楠道子

前職では国際協力の仕事では、18年間アフリカの10か国以上の教育医療の支援をしていましたが、自分の身体の方はいつも後回しで、原因不明の偏頭痛や不定愁訴に悩まされてきました。「痛みのないヨガを教えられる」ヨガ指導者、動きのプロを育てよう!と現在は、指導者育成コースで教えています。。
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心地よく体が伸びるアジャスト方法 ダウンドッグ他

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