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2021-06-14

ヨガ上級者になるには「思考」が鍵に。ヨガと茶道から学べること4つ

Image by Adobe Stock
ヨガ 銀座 少人数制 ヨガスタジオ パーソナルヨガ

楠道子

前職では国際協力の仕事では、18年間アフリカの10か国以上の教育医療の支援をしていましたが、自分の身体の方はいつも後回しで、原因不明の偏頭痛や不定愁訴に悩まされてきました。「痛みのないヨガを教えられる」ヨガ指導者、動きのプロを育てよう!と現在は、指導者育成コースで教えています。。
アレクサンダー・テクニーク集中コース


茶道とヨガには、全く違うジャンルに見えて多くの共通点があると聞きます。

1.ヨガも茶道も本来は、動きを通して「心のあり方」学ぶもの

「ヨガ」「茶道」はどちらも、「心のあり方」と「型」を学ぶことにあります。

どちらも、精神的なものを大事にしているいえます。基本的には、自分の身体の動きから気づきや心の静けさを見つけるための手法と言えるのではないかと思います。

おそらく(これは推測ですが)茶道の創始者の想いは、同じようなところにあるのではないかと思います。長い歴史があると、もはや、誰が創始者かわかりませんが、「精神」を伝えるために、動きと型を作ったといえます。

しかし、茶道もヨガも、現在は精神的な部分よりも、型(アサナ)の方が有名というところも共通しているといえます。

茶道を始めたいと思うきっかけは海外に

私は、海外に住んでいた経験が長かったので、ずっと和的なものをもっと自分は何か学びたいと思っていました。けれども、なかなか時間と機会がなかったのですが、ある方の紹介で、お煎茶の素敵な先生に出会ったことが茶道を始めたきっかけです。

当時、国際協力の仕事をしていたので、他国の文化にふれ、それをリスペクトしながら支援してプロジェクトを作っていくという仕事をしていました。文化、宗教、が違う者同士コミュニケーションを取っていくことをしていました。そのためには、自国の文化についても精通している方がいいと強く感じるシーンが多々ありました。そういった環境も自然と茶道を選ぶ要因になったのかもしれません。

茶道でもヨガでも見つけられなかったこと

茶道の世界にも「型を覚えることを大事にする」文化があります。それが高じてしますと、その背景に「何を大事にしている」かという精神の部分や、実際にどう動くのか?、それはなぜなのか?を、教える部分にも論じられてしまう傾向がありました。

これは、ヨガでも同じ事がいえるのではないかと思います。完成形という型を大事にしすぎてしまうと、完成形に至るプロセスの指導が抜けていると感じることがしばしばあります。

2.「思うように身体が動かせない」のではなく「思っていることが身体に出ている」

ヨガでも茶道でも、理想の完成形があります。そのゴールを目指して、練習に励むわけですが、その練習方法に少々の問題があるのです。自分の意図どおりに身体を動かすようになるためには、やみくもに練習すれば身につくわけではありません。正しい身体の使い方で練習を重ねてこそ、「思うように体」を動かせるのです。

身体の動きは、思っていることの結果です。ですので、思っていること、すなわち「思考」からアプローチしないことには、いくら練習量を増やしても結果を得ることができないのです。

ヨガのポーズの完成形を目指して、やみくもに練習を増やすだけでは、ヨガポーズの完成形には近づけないのです。しかも、正しくない身体の使い方をすれば、怪我や痛みのリスクを増やしてしまいます。

3.頭の中のイメージの動きと実際の身体のギャップを埋めることが上達に繋がる

ヨガポーズの完成形の目指してやみくもに練習していても、なかなか上達しないのは、「自分の意図」と「実際の動き」にギャップが生じているの一つの原因といえます。まずは、そのズレを認識し、調整する方法を見つけることが大事なのです。

4.ヨガを深めるには「身体の使い方のテクニック」が必要

実は、茶道の教授の資格を取る道の過程でアレクサンダーテクニークを同時に学んでいました。そのことで、この「なぜこういう型があるのか?」「どういう動き、精神を大事にしているのか?」問いながらお茶を学ぶことができました。それは大きな財産に今なっています。

アレクサンダーテクニークを学んでいた時に、ある先生に茶道の動きを見てもらった事がありました。茶道の教授の試験の前に「売茶翁にお茶を捧げたあと、席に戻ってくるとき、(緊張のせいか)しゃがむときに不格好になる」というような動きを見てもらったりしました。

お茶を捧げて持っていくときは、大勢の人の前を歩いても大丈夫なのに、戻ってきて自分の席に座るときは、すごくぎこちない、、それはなぜか??そこがとても気になっていたのでした。

そこでお茶を持っていくときは、「捧げる」という用事があると頭の中で思っていて、観客の人たちを誘導していた。でももう捧げて、用が済んだ!と安心した時に、その思考が途切れ、集中力も途切れ、それが動きに出ていて、不格好になっていた、ということが、当時の先生の指導でわかりました。

動きを観察できるプロのアレクサンダーの先生に「捧げた後も、みんなの気持ちを一緒に持って戻ってきたら?」とアドバイスをもらい、実際にそう思って見たら、緊張している中でも、スムーズに動けるようになったのです!

思考を変えただけで、動きが変わる。

これは、ヨガでも同じ事が言えるのではないでしょうか。

ヨガクラスをしていく上で、ヨガポーズの種類やシークエンスを増やすを事はもちろん大事ですが、「一つ一つの動き方、すなわち思考が大事である」ということです。

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