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2021-07-11

ヨガレッスン後の反省が役に立たない理由2つ|ヨガインストラクターのためのアレクサンダー・テクニーク

Image by Adobe Stock
ヨガ 銀座 少人数制 ヨガスタジオ パーソナルヨガ

楠道子

前職では国際協力の仕事では、18年間アフリカの10か国以上の教育医療の支援をしていましたが、自分の身体の方はいつも後回しで、原因不明の偏頭痛や不定愁訴に悩まされてきました。「痛みのないヨガを教えられる」ヨガ指導者、動きのプロを育てよう!と現在は、指導者育成コースで教えています。。
アレクサンダー・テクニーク集中コース

もっと指導が上手くなりたい、生徒さんのためになりたい、という指導者ほど、「振り返らなくては」反省しなくては、と思いがちです。レッスン後に辛くなる、疲れる人は、「レッスンからどう学ぶか」がわかるとさらにレッスンを磨く方法がわかってきます。

ヨガレッスンのスキルアップのために「反省」という、嫌なことを無理にするより、やりたいレッスン、生徒さんが喜んでくれる、に繋がる方法をご紹介したいと思います。

ダメなところを振り返っても答えはでません

レッスン後に、無意識に一人反省会をして、もしなんだか嫌な気分になる、疲れてくる、のは、「反省」という言葉が含む意味に要注意です。

部活や学校時代の反省会、といえば「ダメなところ」「できなかったところ」「改善できるところを探すことをさしていませんでしたか?

実は、過去を振り返ってできなかったところを見つけるような振り返り方は、自分の固定概念や思い込みで自己評価のラベリングをしている可能性が高いので、意味がないのです。

ヨガレッスン後の「反省」はなぜスキルアップに役に立たないか?

1.自分を責める事になるだけだから

「何が間違っていたか」「あらを探す」「間違っていた自分を正す」と言う考え方が入ってくることが多いのですが、これをやると、いくつか残念なことが起こるのです。

人の行動を牛耳る人間の脳は、主語を理解しないと言われています。自分を責める時、脳は「攻撃された」と思ってストレス反応を示します。ストレス反応は脳の働きの効率を落とし、だから考える効率も落ちてしまいます。

2.ダメだったことに意識を向けても答えは見つからない

そもそも「ダメだった」と反省するレッスンはもう「過去」のことで、変えたいのはこれからの未来です。未来に向けて成長する子供のことを思って見ましょう。

子供が歩き出す時、彼らは何回転んでも泣きはしても反省したりしません。ただ目の前に何かあってそれに手を伸ばしたい、歩きたい、先に進みたい、という本能のままに、立とうとして失敗して尻餅をつき、泣くときもあるけど、またけろっとトライする。「先に進みたい」「立ちたい」「歩きたい」と言う強い欲求と好奇心に動かされ、歩けるようになるのです。

「楽しかった!」「これをやった!」という小さな成功に目をむけよう

レッスンに向けてできること、それは「楽しかったこと」「やったこと」に気づくことです。もっと伝えたいレッスンは未来にあり、進むヒントは、失敗したことより、少しでも前に進めたことや喜びを感じられたこと、その時にどんな行動をしていたか?にあります。実験をするときに、99のできなかったことがあったとしても、1の何か上手くいったことからヒントが出てくるのと同じです。

過去の出来事のダメ出し、に意識を向けるときは、できていたことやそのヒントの行動には目は向かず、次のヨガレッスンにせっかく役立つことも見えなくなってしまいます。

自分がそのレッスンのためにやったこと、やれたこと、やりたいという情熱、そしてプロセスや行動に意識を向け続けましょう。

そして目を向ければ、私たちは、気づいていないうちにレッスンのためにいろんなことを考え、小さな行動を日々しています。

スタジオに時間前に入った、準備したことや生徒さんに声をかけた、マットを敷いた、リラックスヨガのポーズを目を配りながら続けた、そして一つくらい新しくトライすることをやってみたか、に目を向けます。

そこで、少しでも楽しめたこと、前回よりトライできたこと、これは役に立ったなと学べたことがあれば、そのために起こした一つ一つのアクション(行動)に目を向けて行きましょう。

自己評価することよりも、トライし続ける行動と情熱のほうが大事

生徒さんが来てくれた、喜んでくれた、だれかが心地いいと行ってくれた、私が気持ちよかった、それは全て素晴らしいことですが、最終的には生徒さんがどう感じるか、どんなことが本当にできるかはその日のコンディションにも影響しますし、コントロール外にあることも大きいのです。

いつも結果、だけの自己評価の基準にしている人は、そういう周りの環境に振り回され気持ちも不安定になります。

レッスンの基準は、ヨガインストラクターが大事にしていたことを伝え続けることに集中していたか、思っていたこと大事にしていたことを思い出していたか、情熱を大事にしていたかにおきましょう。

そして、何回忘れても失敗しても思い出すことができたか、そのためにどんなことをやったか、トライしたか、「やっていたこと」(action:行動)に目を向けると、気持ちは安定してきます。やることをやっていた!ということが必ず見つかるからです。そして結果は自分でコントロールできなくても、自分で行動は制御できるからです。

そもそも、ヨガインストラクターは、今日のコンディションが悪かったことで、生徒さんに自分を攻めて欲しいですか? 

結果と形ばかりをとらわれていたら、生徒さんもそうなります。まずは、ヨガインストラクター自身が自分を評価する視点を変えないと生徒さんの満足度の変容も起こらないのです。

今、この瞬間のヨガ、目の前の生徒さんの笑顔を一緒に楽しみ、一緒に動くことを大事にする。そうすれば、きっとあなたのヨガはだれよりあなたらしく魅力的に輝いてくるはずです。

RYT200の次は、アレクサンダー・テクニークでスキルアップ

今やりたいことを実現するには、いまの行動や動きをアップデートする必要があります。

アレクサンダー・テクニークの特徴は、あなたの今の目的にあった自分の使い方(体の動き方)、今を大事にする考え方を提案し、答えを一緒に見つけていくことです。

大事なことは、「うまく行った方法」「うまく行きそうな方法」の情報を蓄積です。それは情熱を持って未来に意識を向け、トライして行けば、自然と蓄積して行くのです。

ヨガインストラクターのためのアレクサンダー・テクニーク

そのために大切な一歩は、結果に捕らわれるのではなく、結果に対する自分の反応に気づくことです。いわゆる反省や、振り返りより、まずは、「ありがとう」と言えることを思い出してくれます。その場に自分の体があったこと、空間があったこと、きてくれた人、そこに自分を運んできた想い、そして自分が実行したことを思い出します。自分が持っているものを丸ごと認めた時、自我は認められてそこに安心が生まれ、初めて新しい行動を選ぶ準備ができるからです。

感情を眺めるのは、楽しいことばかりじゃないですが、独りで悩まず、コーチと一緒にそれを認知して行くことは癒しと成長の両方に役立ちます。アレクサンダー・テクニークのレッスンでぜひ新しい学び方、と教え方、両方を見つけていきましょう。

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