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2020-10-04

理学療法士が語るヨガの練習のための「骨盤調整」3つのメリット

『骨盤矯正ヨガ』、『骨盤の歪みを整えるヨガ』といったようにヨガにおいても『骨盤』といったワードはよく出てくると思いますが、骨盤とは具体的にどの部分を指すのかご存じですか?

上の図の様に仙骨と寛骨が組み合わさった構成体のことを骨盤と言います。また骨盤を構成する骨は靭帯によって固く結合されています。骨盤を構成する関節として仙骨と寛骨からなる仙腸関節が有名ですが、この関節もほとんどと言っていいほど可動性がありません。つまり『骨盤矯正』や『骨盤の歪みを整える』と言っても、解剖学の面から見て骨盤自体を動かすことはできないと考えられます。

(例外として、生理や妊娠の際にはリラキシンという靭帯が緩まるホルモンが出ることで靭帯の結合が緩くなるため、仙腸関節など骨盤を構成する関節にも可動性が出てきます。)

俗にいう骨盤が歪んでいる状態とは?

腰椎及び股関節周囲の筋肉のバランスが整っていない状態と言えると思います
いわゆる前傾、後傾は前後の傾きの話で、挙上、並進という変位(歪み)もあります。

専門用語ワンポイント

挙上は骨盤の左右どちらかが高い位置を取ること

並進は上体に対して骨盤が前後左右に位置すること

改善には骨盤と結合している腰椎と股関節をケアします

骨盤は上で腰椎、下で股関節と結合しています。そして腰椎、股関節は可動性が十分にある関節です。骨盤自体がほとんど動かないため、骨盤の位置は上下の関節の状態によって相対的に決められます。つまり、腰椎及び股関節の可動性を調整することが骨盤の位置を調整することに繋がります。

基本的に骨盤は上の図のようにASISとPSISという骨指標の高さの差が指2~3本分であると正常な位置にあると判断されますが、腰椎及び股関節の状態により位置が変化します。

理学療法では骨盤の前傾が強く、反り腰での問題が生じている場合は、股関節の前方及び腰椎の後方の硬さを取る治療を行います。

反対に骨盤の後傾が強いことで問題が生じている場合は、股関節の後方及び腰椎の前方の硬さを取る治療を行います。

ただ『骨盤矯正』や『骨盤の歪みを整える』と言われても具体的なイメージが持てなかったかもしれませんが、腰椎と股関節の状態によって骨盤の位置が決まるということが理解できると少し頭がスッキリするのではないでしょうか?

またヨガやストレッチにおいて骨盤自体に意識を置くのではなく、腰椎や股関節に焦点を当てることで、よりそれらを効果的に行うことに繋がるのではないかと思います。

専門用語ワンポイント

ASIS→上前腸骨棘
PSIS→上後腸骨棘

それぞれ腸骨の出っ張ったところの名称です!

ヨガの練習のために骨盤を整えるべき3つのメリット

まず骨盤を整える=腰椎及び股関節を整えると捉えます。

①可動域が広がる

腰椎及び股関節(特に股関節)は、元々可動性の高い関節なので、ヨガにおいては影響が大きいです。

②ヨガポーズがもっと楽になる

腰椎と股関節の可動性が高まるだけでできるポーズや楽に取れるポーズが増えます。

③腰・股関節の痛みを改善

腰椎と股関節はどちらかに制限が出るとどちらかに負担がかかるので、可動域の制限を解除することによって、どちらかに痛みを持っている方はその改善が見込めます。

木村翔太

現在、理学療法士として勤務しつつ『関わった人の健康寿命を延ばす』をコンセプトにPain Conditioning Gymを発足し出張施術などフリーランスとしても活動しています。解剖学・運動学・生理学等の医学的な視点に基づいた根拠のある施術、情報の発信をおこなっています。施術を通していろいろな人と出会い、より多くの方に必要としてもらえるよう日々励んでいます。

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