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2020-08-19

【ヨガ+解動学】そのムーラバンダ、頑張りすぎてるかも?やり方をもう一度見直してみよう。

mula bundha

ヨガポーズの中で理解しづらいもののひとつに、ムーラバンダがあると思うんです。誘導の中で一般的に聞くのがお尻の穴を締めてトイレを我慢してる時のように会陰部分を締めてのような表現です。しかし、この表現は勘違いを引き起こしますよね?


そうですね。お尻の穴を締めてと言われても単純にお尻の穴だけを締められるものでもありませんから、難しいところだと思います。

ムーラバンダを解剖学的に説明するなら骨盤底筋を指しますが、この付近は構成している骨も筋肉も複雑で、骨盤底筋と腹筋、さらにはお尻の外側の筋肉とも巡り巡ってつながっています。だから、いきなり骨盤底筋だけを働かせようという方が大変だと思いますよ。

ヨガをやっていると様々な筋肉名を聞きかじりますが、それぞれが独立して存在しているわけではなく、靭帯や筋膜といった結合組織を通じて全身の筋肉がつながっているんです。よって、その一部だけを力ませても、全身で一つのポーズとするヨガとしてはあまり効果的ではないのではないでしょうか?全身のハリができて、自然とそのポーズに必要となるバンダも使えるようになるというのが理想的だと思います


例えば、戦士のポーズを取った時に、最初にムーラバンダの確認から入るのではなく、最後に確認をするくらいの気持ちのほうが余計な力みを引き起こさないということになるのでしょうか?


その通りです。私の経験では「バンダを意識しよう」と頑張る時点でそのバンダどころか、周辺の筋肉にまで余計な緊張を強いることが多かったので、今は頑張ることをやめました。

人それぞれの習慣にもよりますが、もし余計なところにまで力が入ってうまくいかないというのであれば、敢えて別のところを意識してみるというのも手だと思いますよ。

全身のハリという点でいうなら、まずは頭。そして頭からつながっている脊椎、骨盤、脚と足。


意識的に、頭をスタートとして脊椎を通ってボディスキャンしていく感じでしょうか?


ボディスキャンというとちょっと精緻過ぎて逆に固まりそうなので、おおまかに骨格模型をイメージするくらいでいいですよ。眉間にシワが寄らない程度に。


みあさんのレッスンでは、ヨガ的な身体への意識の仕方とは少し違うということでしょか?


うーん、どうなんでしょう。少なくとも私は自分の体を意識するって、シャットアウトして自分の内に閉じこもるとは思っていません。以前は「内観して」と言われると、それこそ眉間にシワを寄せて、「ここはどうだろう」「そっちはうまくやってるかな?」というチェックに入っていました。

自分を評価して、うまくいかないところはさらに力を入れるの繰り返しだったんです。でも、「ここはどうだろう」→「うまくいってない」というのは、体に起こった結果でしかないので、そこを後からコントロールしようとしてもうまくはいかないんですよね。自分にコントロールできるのは自分の体の動かし方の選択なので、「こう動かそう」と決めて、それをイメージするんです。それで有効なイメージ手法の一つが骨格。位置もそうだし、サイズ感なども結構影響しますよ。

例えば、脊椎の一部である腰椎はかなり太いので、それが胴体の中央にあるんだと実感できると途端に体が安定することがあります。


これは新しい視点です!そこのどれくらいの大きさでどれくらいの重さの腰椎が”ある”というだけで、勝手に安定してしまう!おもしろいですね。でも、安定するのはなぜでしょう?知識を得るだけで勝手に身体が変わるのはなぜでしょう?


背骨という言葉が一般的なこともあって、脊椎はどちらかというと背中に貼り付いたようなイメージを持っている人が結構多いんです。

そこで、脊椎の中でも特に安定維持に寄与する腰椎が、背中よりも胴体の中央の方に位置している、しかも(骨格模型があれば触って)こんなに太くてしっかりしていると思えれば、それまで自分で自分に加えていたストレスが変化するんです。

自分を安心させることで全身のハリを取り戻す、という感じでしょうか。

動きのしくみがわかる解動学入門(陰ヨガ)

毎月第1・3火曜日 11:00 – 12:15

9月の予定
2020年9月1日
2020年9月15日

【対象】
ヨガ経験者、ヨガインストラクター、身体の動きの仕組みや解剖学に興味のある方

ヨガインストラクター ホタカミア

Mia

ライター、グラフィックデザイナーとして編集プロダクションに勤務。10年以上にわたって広告などの制作に携わり、会社と自宅の往復に追われる中でヨガと出会いました。30歳台後半でシェーグレン症候群であることが発覚し、不意の発熱、倦怠感、指先や耳の極端な冷え症、手首の関節痛、咳喘息といった症状に悩まされるように。以後、病と共に上手に生きる術を模索し始めました。

動きのしくみがわかる解動学入門(ハタヨガ)

毎月 第3土曜日11:00 – 12:30

9月の予定
2020年9月19日

【対象】
ヨガ経験者、ヨガインストラクター、身体の動きの仕組みや解剖学に興味のある方

ヨガインストラクター 山本あつこ

Atsuko

2019年にアレクサンダー・テクニークと解剖学から「動きやすさの法則」を体系化した新しいヨガとして、YOGA BASE LABを仲間と共に発足。都内スタジオでヨガを教えるほか、自ら教室も主宰しています。

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