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2020-10-31

ヨガの後の疲労感。ちょっと違うかも?ヨガの練習中に無意識に力んでしまう3つ理由

Photo by Alora Griffiths on Unsplash

 

ヨガインストラクター 高橋ちひろ

ヨガの練習後に元気になるのではなく、疲れていませんか?ヨガは本来、血流やリンパの流れだけではなく、エネルギーすなわちプラーナの流れを活性化させる事も練習の目的の一つです。このことから、ヨガのクラスの後もし疲労感の方が勝っているのならもしかしたら、緊張と弛緩のバランスが崩れてしまい、気が付かないところで力みすぎなのかもしれません。
今回は、ヨガインストラクターの山本あつこさんに、無意識に力んでしまう理由を伺いたいと思います。

なぜ力んでしまうのか?

1つめは、上手くやりたいという願い、欲求。

たとえば小さい子どもは、走るのが楽しくて、ただ純粋に走ることを楽しんでいますが、少し成長してくると、運動会でだれかに勝ちたいとか、期待に応えたいとか、走るのが苦手だとか思うようになります。
そうすると、走ることだけではなく、走ることを上手くやりたいという思考が出てきて、それが力みに繋がります。今やっていることそれ自体を楽しんでいる時は、余計な力である力みは少ないのです。

2つめは、もともと持っている防衛本能

脊椎動物は敵から身を守るために、危険を感じると首の後ろにキュッと力が入り、身体を固めるようにできているそうです。現代社会では、怖い、痛いと感じるときはもちろん、緊張したりストレスを感じると、防衛本能である反応として、無意識に力んでしまいます。

3つめは、力みに対する勘違い

「力み=力が入っている=筋肉の強さ」だと思っていて、そのことが動きに影響していると気づかないし、そもそも考えていない場合もあります。力みとは、動きとは逆方向に身体を引っ張っているようなもので、例えばわざと首にキュッと力を入れてみると、動きにくくなることは誰でもわかると思いますが、それが無意識のうちに起こっていることには、なかなか気づかないのです。

力みがあると出てくるトラブル

動きを止める方向、身体を固める方向に力を発揮しているので、すべての動作に影響します。もちろん呼吸は浅くなり、声も出しづらくなります。

 

私が最初に無意識の力みに気づいたのは、文字を書く動作です。前はもっと上手く書けたはずなのに、もっと綺麗な文字が書けるはずなのに、と思えば思うほど、逆に下手になっていきました。以前と比べることや、上手く書きたいという強い思いが、無意識のうちに余計な力みへと繋がっていたのです。

書く動作で力みチェックをしてみよう

《用意するもの》
紙とペン

ペンを持ったときに、親指、人差し指の関節を強く曲げて手前に引き寄せている人は、無意識に、書く動作に必要ない力(力み)が入っています。

気がつくとびっくり。じつは想像以上に力を入れてるかも?

書くという動作でやりたいことは、紙の上でペンを動かすということ。親指、人差し指の関節を強く曲げてペンを持っていると、指は動きにくくなり手首にも力が入るので、腕全体の動きも硬くなります。

ペン先が紙の上でスムーズに動くために、ペン先が自分の指の先端だと思って、紙に向かって進んでいき、全部の指が自由に動けると思いながら何か書いてみると、指に強い力は必要ないことに、気がつきますよ。

さらに指先が自由に動くために、頭から足裏までのバランスの中で、腕の関節全て(指、手首、肘、肩関節、鎖骨まで)が自由に動けるイメージを持っていくといいですね。私は書く動作、食べる動作などは、上半身への意識が強くなって、足裏(下半身)を忘れがちです。

日常でやってみよう!力み取り

 

文字を書くことに限らず、無意識で入っている力みにはなかなか気づかないので、身体を動かすこと、ヨガはもちろんおすすめですが、その場でジャンプしたり、わざと力を入れて抜くといった簡単な動作をするものおすすめです。
無意識での力みは、誰でも起こっている普通の反応だと気づくことが大切です。特に後頭部から首は縮みやすいので、いつでもそれをリセットしていけるようになるのが理想ですね。

①親指うちがわの握りこぶしを作って、肩を目一杯持ち上げて、ぎゅーっと全身(顔にも)に力を入れてから、ストンと力を抜く。

②首の後ろは特に無意識に力が入りやすいので、頚椎1つ1つに本来のスペースとウェーブがあって、その延長線上で頭が自由に動けることを意識してみましょう

 

試してみていかがでしたか?

ヨガインストラクター 山本あつこ

Atsuko

2019年にアレクサンダー・テクニークと解剖学から「動きやすさの法則」を体系化した新しいヨガとして、YOGA BASE LABを仲間と共に発足。都内スタジオでヨガを教えるほか、自ら教室も主宰しています。

動きのしくみがわかる解動学入門(ハタヨガ)

毎月 第3土曜日11:00 – 12:15

11月の予定
2020年11月21日

【対象】
ヨガ経験者、ヨガインストラクター、身体の動きの仕組みや解剖学に興味のある方

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