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2020-09-16

認識を変えるだけでカンタン解決〜ウルドゥワ・ハスタ・アーサナ〜動きのしくみがわかる解動学入門「肩関節」

Image by Yoga Base Lab

肩関節と腕の関係

肩関節は肩甲骨と関節を作っていますが、肩甲骨は鎖骨と関節を作っていて、その鎖骨は胸骨と関節を作っています。指先から手首、ひじと順番に関節を確認しながら、腕を触ってみましょう。肩関節から鎖骨を辿ると、喉の下あたりに鎖骨の先端がわかります。そこが胸鎖関節です。胸鎖関節から腕ははじまっているのです。

ウルドゥワ・ハスタ・アーサナ一般的な誘導例


ヨガインストラクター 高橋ちひろ

耳と肩を遠ざけて、息を大きく吸いながら両手を仰ぐように、指先を空のほうへ

質問①なぜ腕がまっすぐに天に向かないのでしょうか?

人それぞれの構造の違いもありますが、腕が肩関節から始まっていると思っていることも原因のひとつです。子供の頃、リカちゃん人形やウルトラマンなどで遊んだ記憶があると思いますが、あの人形たちは肩から腕が外れる構造になっていましたよね。いつのまにか自分の腕の動きも人形の動きのイメージになっていませんか?私たちは人形と違って、腕を動かすときには胸郭全体、もっと言えば足先まで連動して動くのです。

質問②腕が上がったとしても肩が詰まる感じがするのですが、、、

あとは日本独特の文化である軍隊方式の気をつけ!これも体を固めて肩が上がる動きで、そこからの「前へならえ」は、まさに人形の腕だけの動きですよね。これを幼稚園くらいからやらされるので、クセになっている人は多いです。

解動学的思考でウルドゥワ・ハスタ・アーサナを捉えてみよう

腕の始まりが肩関節でなく胸鎖関節だと理解すると、胸鎖関節は胸骨と繋がっているので胸郭全体が一緒に動くことがわかります。

ステップ① 左手のひらを鎖骨に置いてみましょう。

ステップ② 手のひらに感じる鎖骨から腕がはじまっていることを意識しながら、右肘を回してみましょう。

ポイント 腕を動かすと鎖骨も動くのを確認する。

ステップ③深呼吸で呼吸の深さもチェックしておきます。

ステップ④胸鎖関節から腕がはじまると思いながら、指先がリードして先端からの関節が順番に手首、ひじ、肩関節、鎖骨の順番に動いていって腕を上げてみましょう。

動きやすくなるのでその結果、肩の詰まった感じは減ると思います。人形の腕の動きもやってみて、ぜひ比べてみてください。呼吸も変わりますよ。

まとめ

耳と肩を遠ざけようとする必要はない

耳と肩を遠ざける動きは、僧帽筋や胸鎖乳突筋を固める動きとも言えるのでYOGA BASE LABではおすすめしません。たとえば僧帽筋は後頭部と鎖骨、肩甲骨にも繋がっているので、頭、首、腕を固めようとしながら、腕を動かそうとしているということになります。この辺りの筋肉はヨガティーチャートレーニングでも習うのですが、腕の動きやすさと連動して考えている人は、少ないと思います。動きやすくなれば、耳と肩はその人本来の自然なスペースになっていきます。

鎖骨の動きを再認識しよう

ヨガレッスンで、腕の上げ下ろしの動作は一般的なものですが、そのとき鎖骨の動きまで意識できている人は少ないです。私達は、日常の刷り込み、例えば「リカちゃん人形の腕」のように、自分の腕の始点は肩辺りだと認識していた、というような事はよくあります。日常の刷り込みによる無意識な認識と解剖学的に正しい動きとのズレが、意図しない動きの制限や痛みを引き起こすこともあるのです。
そこで解決策のひとつとして、実際に鎖骨を触りながら腕を動かしてみると、腕の動きに連動して鎖骨も動いている事を実感します。腕の始点をアップデートするだけで、肩関節の動きの制限から解放され、動きに変化が表れてくるのです。

動きのしくみがわかる解動学入門(ハタヨガ)

毎月 第3土曜日11:00 – 12:15

10月の予定
2020年10月17日

【対象】
ヨガ経験者、ヨガインストラクター、身体の動きの仕組みや解剖学に興味のある方

ヨガインストラクター 山本あつこ

Atsuko

2019年にアレクサンダー・テクニークと解剖学から「動きやすさの法則」を体系化した新しいヨガとして、YOGA BASE LABを仲間と共に発足。都内スタジオでヨガを教えるほか、自ら教室も主宰しています。

動きのしくみがわかる解動学入門(陰ヨガ)

毎月第1・3火曜日 11:00 – 12:15

10月の予定
2020年10月6日
2020年10月20日

【対象】
ヨガ経験者、ヨガインストラクター、身体の動きの仕組みや解剖学に興味のある方

ヨガインストラクター ホタカミア

Mia

ライター、グラフィックデザイナーとして編集プロダクションに勤務。10年以上にわたって広告などの制作に携わり、会社と自宅の往復に追われる中でヨガと出会いました。30歳台後半でシェーグレン症候群であることが発覚し、不意の発熱、倦怠感、指先や耳の極端な冷え症、手首の関節痛、咳喘息といった症状に悩まされるように。以後、病と共に上手に生きる術を模索し始めました。

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