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2020-09-09

頑張らない戦士のポーズ。動きのしくみがわかる解動学入門「骨盤」

Photo of woman standing with one leg
Photo by Alexy Almond on Pexels

骨盤はいくつかの骨がジョイントして、おへその高さから下腹部まわりをぐるっと囲んで骨盤底までを形成しています。

骨盤は脊椎のウェーブの一番下で上肢の重みを支え、股関節で大腿骨と繋がって、下肢の動き、そして足裏からの衝撃を吸収するところでもあります。
前屈の動作では骨盤は脊椎として上肢の動きとなり、歩く時や脚を後ろに上げるときは、お尻、大腿骨と一緒に下肢の動きとなります。

骨盤(仙骨・尾骨)を使う代表的なヨガポーズ例

  • ・ヴィーラバドラーサナ III(戦士のポーズIII)

ヴィラ3で起こりやすい問題点や誤解

①力技でやろうとして全身固まり、息が止まる。

②体の部分(腰など)を動きの起点にして、使いすぎる。

③支えている脚で頑張る。

解動学的思考でヨガポーズを捉えてみよう

①力技でやろうとして全身固まり、息が止まる。

これは経験者に多いと思いますが、このポーズには力が必要だと知っているので、動く前に、さーやるぞ!と思ってしまい、さーやるぞ筋が発動して全身を固めます。

瞬発力のある大きな筋肉は、体を守るための固める筋肉でもあるので、その筋肉が先に働き出すと、その奥にある小さな筋肉たちは、もう動くことができないのです。さーやるぞ筋を作動させると言うことは、奥の方の筋肉をサボらせているとも言えます。なので、動きはじめる前から使わなくてもいいですよね。

そこでなるべくたくさんの筋肉を使えて、動きやすくなるために解動学で意識しているのは、頭から足先、手の先までの全身が、呼吸とともにスムーズに動きながらバランスを取りつづけていること、頭そしてすべての関節は、いつでも自由に動けるという意識を持ちます。これはさーやるぞ筋を抑えるのにも有効ですよ。

②体の部分(腰など)を動きの起点にして、使いすぎる。

つぎに動き出す前に、骨盤の動きについて確認していきます。
最初に前屈動作で、動きの先端である頭頂部から頭が前に動きだして、股関節が屈曲していくとき、骨盤は上肢の一部として動いていますが、そのあと片足を後ろに上げるとき骨盤は、下肢の一部として動いています。

一度腰に手をあてて、上肢として動いている骨盤の動き、下肢として動いている骨盤の動きを確認しておくといいですね。脚を後ろに上げる時に、骨盤も脚だとイメージするだけでも、ずいぶん動きやすくなりますよ。

③支えている脚で頑張る。

全身の筋肉を使うためには、体の先端が今から進む方向、軌道を意識しながら、しなやかに動いていくことをおすすめします。ヴィラ3では、頭頂部の進む方向(前)、両足先の方向(上げている足は後ろ、軸足は下)、そして腕も上げるなら指先の方向(前)を意識しながら、先端から繋がっている関節が順番に動いていき、ホールドするときも進む方向性を思い続けると、それこそ指の細かい筋肉まで働いてくれます。

まとめ

ヨガインストラクター 高橋ちひろ

私の場合は、ヨガポーズの前に、さーやるぞ筋がいらなかったということに気が付きました。この気負いってどこから来るんでしょうかね?

ヨガインストラクター 山本あつこ

過去のがんばった経験が何層にも積み重なって、無意識の思考のクセになっているのかもしれません。骨盤もそうですが全ての体の動きは、心の動き、特に緊張によって変わりますよね。


ヨガインストラクター 高橋ちひろ

苦しかった経験から逃れられなかったりします。心の問題ですね。どうやって乗り越える事ができるのでしょうか?

ヨガインストラクター 山本あつこ

過去にあったことは変えられないけれど、その時の苦しかったという感情は、新しい知識を得ることで変わることもあります。子供のころ勘違いしていて、大人になって、なんだそういうことだったのか!と気づくことってありますよね。新しい知識で、今までと違う捉え方ができるようになることもあります。解動学では、骨や関節の動きを知ることで、物の見方が変わったり、選択できるようになるお手伝いをしています。

photo by Yoga Base Lab

動きのしくみがわかる解動学入門(ハタヨガ)

毎月 第3土曜日11:00 – 12:15

9月の予定
2020年9月19日

【対象】
ヨガ経験者、ヨガインストラクター、身体の動きの仕組みや解剖学に興味のある方

ヨガインストラクター 山本あつこ

Atsuko

2019年にアレクサンダー・テクニークと解剖学から「動きやすさの法則」を体系化した新しいヨガとして、YOGA BASE LABを仲間と共に発足。都内スタジオでヨガを教えるほか、自ら教室も主宰しています。

動きのしくみがわかる解動学入門(陰ヨガ)

毎月第1・3火曜日 11:00 – 12:15

9月の予定
2020年9月1日
2020年9月15日

【対象】
ヨガ経験者、ヨガインストラクター、身体の動きの仕組みや解剖学に興味のある方

ヨガインストラクター ホタカミア

Mia

ライター、グラフィックデザイナーとして編集プロダクションに勤務。10年以上にわたって広告などの制作に携わり、会社と自宅の往復に追われる中でヨガと出会いました。30歳台後半でシェーグレン症候群であることが発覚し、不意の発熱、倦怠感、指先や耳の極端な冷え症、手首の関節痛、咳喘息といった症状に悩まされるように。以後、病と共に上手に生きる術を模索し始めました。

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